グランド・アーミー・プラザ (マンハッタン)

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座標: 北緯40度45分52秒 西経73度58分24秒 / 北緯40.76444度 西経73.97333度 / 40.76444; -73.97333

プラザの北側にあるウィリアム・T・シャーマン像 ピューリツァー記念噴水の上のPomona
プラザの北側にあるウィリアム・T・シャーマン像
ピューリツァー記念噴水の上のPomona
グランドアーミープラザからセントラルパークサウスを西に向かって見た光景 5番街と59丁目の角から見たプラザホテル
グランドアーミープラザからセントラルパークサウスを西に向かって見た光景
5番街と59丁目の角から見たプラザホテル

グランド・アーミー・プラザ (Grand Army Plaza) は マンハッタンセントラルパーク・サウス5番街の交差点、プラザホテルの正面に位置する広場である。セントラルパークサウス(59丁目セントラルパークの南端となっている部分)の上下に一ブロックずつ、計二ブロック分に広がる。

このプラザを設けるというアイデアは1898年に彫刻家のen:Karl Bitterによって最初に提案された。ボザール様式を手がける建築事務所en:Carrère and Hastingsによって設計され1916年に完成した。ニューヨーク市議会によって1923年に、グランド・アーミー・オブ・ポトマックからとって [1]グランド・アーミー・プラザと名付けられた[2]

このプラザの北半分、セントラルパークの東南端に重なる部分にはen:Augustus Saint-Gaudensによって設計されたウィリアム・シャーマンの金色の乗馬像が設置されている。これは片手にpalm frond(植物の一種)を握りもう一方の手で前方を指し示す"Victory"の背後でシャーマンが馬にまたがっているデザインとなっている。一時的な彫刻の展示はこの北側のエリアに設置されることが多い。

プラザの南側には、出版者ジョーゼフ・ピューリツァー献金によるBitter設計の"ピューリツァー富の噴水" (Pulitzer Fountain of Abundance) がある。 噴水上部には、Bitterによって設計されたローマ神話の女神ポモナのブロンズ像が設置されている。

1990年には総工費$3.7ミリオンの改修が行われた[3][4][5][6][7]。世界的に有名なプラザホテルはその南西の角に位置している。

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. ^ Grand Army Plaza”. centralparknyc.org. Central Park Conservancy. 2012年3月12日閲覧。
  2. ^ Landmark Preservation Commission (1974年7月23日). “LP-0860”. NYC Landmark Designation Reports. 2012年3月12日閲覧。
  3. ^ Kenneth T. Jackson: The Encyclopedia of New York City: The New York Historical Society; Yale University Press; 1995. P. 497-498.
  4. ^ LOUIE, ELAINE (1990年3月1日). “Currents; Grand Army Plaza's Rather Grand History”. New York Times. 2010年4月14日閲覧。
  5. ^ GOLDBERGER, PAUL (1990年6月28日). “Review/Architecture; A Restored Grand Army Plaza, With a New Coat for the General”. New York Times. 2010年4月14日閲覧。
  6. ^ Grand Army Plaza, Redressed”. New York Times (1990年7月2日). 2010年4月14日閲覧。
  7. ^ Morgan, Ann Lee (2007). The Oxford dictionary of American art and artists. Oxford reference online. Oxford University Press. p. 45. ISBN 978-0-19-512878-9. https://books.google.co.jp/books?id=pyvjWAcwnHEC&pg=PA45&redir_esc=y&hl=ja